うつ病対策として知っておきたいこと│症状について

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再発する可能性

ドクター

うつ病の治療がスムーズに進むことで徐々に改善の兆しが見えてきます。患者の症状も軽くなり、身体的な倦怠感や疲労感が和らぎ、悲観的な考えもしなくなりもう少しで社会復帰できるという段階まで到達です。後は最後のひと押しという段階で、うつ病患者がもう完治したと思い薬の服用を勝手にヤメてしまったらすべてが台無しになってしまうのです。周囲の献身的な支えもうつ病の治療では重要ですが、処方された薬もそれと同じくらい大切な役割を担っています。もし、途中で薬を飲むのをヤメてしまうとうつ病が再発する可能性が一気に高くなるのです。再発してしまったら、またやり直しです。そうならないためにも、うつ病患者にはちゃんと薬はいわれた通りに飲むように伝えておかなければいけません。もし聞く耳を持ちそうになければ、ネットからうつ病が再発した事例やパターン、理由などのデータが記載されているものを用意して見せてあげましょう。そうすることで、危うく自分が過ちを犯すところだったと気づくはずです。といっても一度再発するだけであれば特に問題はありません。ここで一番問題なのが、うつ病患者が後悔し過ぎて立ち直れなくなることです。一回再発してしまうと、二回目も同じ過ちを繰り返してしまう可能性があります。もし三回も再発してしまった場合は、再発しやすい状態になってしまうとされています。ですから、できれば一回目で再発もせずに治療を成功させるのが理想的といえるでしょう。しかし、不測の事態というのは予想して止めることができません。ですから、治療のサポートをする側は、そうなった時のことも考えて手を打っておくように考えておきましょう。うつ病の治療では回復期と呼ばれる期間は特に気をつけなければいけません。この期間は文字通り回復していく時期で良い状態といえます。うつ病患者も性格が以前よりも明るくなり、生気もあり順調な回復を見せていることでしょう。しかし、この時期の怖いところは突然患者が自殺を図る所です。これはある日突然起きるため油断ができません。患者はふとした瞬間に死のうと考え行動に移るため、感情からその前触れを読み取ろうとするのは至難の業です。うつ病患者は回復期でいつもの状態に戻れた安心感と同時に、再発を恐れる気持ちが強くなります。その気持から衝動的に自殺を図ろうとしてしまうのです。うつ病患者は回復期にも希死念慮を抱くため、普段から心のケアを忘れずに行なっておくようにしましょう。再発を防ぐためには、認知コントロールをして予防しましょう。物事に対する物の考え方やパターンを教えていき、柔軟な思考を育くめば今までよりもずっと生きやすくなります。例えば「自分1人ではどうしようもできない」という考え方ではなく「誰かに手伝ってもらい対処しよう」というようなものです。一見すると何の変哲もないものに思えるかもしれませんが、うつ病患者にとってはこのような考え方の変換がとても重要なのです。再発を防止するためにも、柔軟な思考を育み、生きやすくなるような考え方を身に着けさせていきましょう。